PDT子宮頸がん治療の光制限について

PDT治療を受けるということは、しばらく光に弱くなるということです。(光制限が必要になる)
レーザ治療当日にレザフィリンを投与し、レザフィリン投与後は光制限開始となります。
またレザフィリンが体から抜け切るまでに1ヶ月程度かかるので、退院後1ヶ月までは光に気をつける必要があります。

レザフィリンとフォトフォリン

フォトフォリンとは第1世代の光増感剤で、レザフィリンは第2世代らしいです。レザフィリンによる治療はフォトフォリンによる治療に比べ、光制限が少なく済むようです。(参考サイト)
私は杏雲堂病院でレザフィリン治療を受けましたが、2019年12月現在、杏雲堂病院のサイトに載っているPDT治療の説明はフォトフォリンでの治療の説明となっています。
また、私も参考にさせていただいた子宮頸がんPDT治療ブログは、フォトフォリンでの体験ブログが多かったです。
レザフィリンの光制限は、そんなに大変じゃないですよ!

[どれくらいの暗さで入院生活を送るの?]
病室内は500ルクス以下、肌が露出しているところは日焼け止めを常に塗る!

レザフィリン治療の場合、病室内は500ルクス以下ですごします。顔や首、手や腕など、肌が露出している部分には日焼け止めをこまめに塗ってすごします。
500ルクスは正直そんなに暗くはないです。
実際の部屋の明るさはこれ。

500ルクスのイメージがつかない人は、岩崎電気さんが出しているQUAPIX Liteというアプリを使うとイメージがつくかもしれません。
そのほか気をつけることとしては
・スマホは素手ではタッチしない。(タッチペンやスマホ操作可能な手袋を着用)
・スマホもパソコンも普通にOKだけど、暗め画面推奨
・テレビは普通に見れる(部屋には16インチのAQUOSが備え付けられています。)
・寝る前は日焼け止め落としていいけど、真っ暗にして寝る。
・起きたら洗面所で日焼け止め塗る(洗面所の中は部屋より暗いです)
・病室内ならTシャツ等で過ごしてOK。肌露出部分には日焼け止め。

まぁ基本個室なので、自由にすごせます。
運動もしてOKです。私はリングフィットアドベンチャーやってました。

病室外に出るときは防具をつける!

こんな格好をします。はい、不審者です(笑)

つば広帽子、サングラス、フェイスカバー(これは病院支給)、黒長袖スウェット、黒スウェットパンツ、手袋の完全防備!
この黒づくめの格好であれば、病院内はうろついてOKです。(外出はもちろんNG。入院したら退院まで病院外には出られません。)
私はこの格好で、運動がてら9階の売店に階段使って毎日通ってました。知らないでお見舞いに来ていた人は黒づくめの不審者を見てギョッとしていたに違いない(笑)

シャワーは暗闇で浴びる!

シャワーは同じフロアのお風呂部屋で治療翌日から浴びることができます。私は毎日浴びてました。
ただ、暗闇の中で浴びることになるので、温度調整ができないと焦ります。
初日の設備紹介の時に、シャワーの温度調整方法を確認しておくと良いかと思います。
温度調整は左の出っ張りが真下にくるくらいが丁度良いはず。
あと暗い&タイルが白っぽいので、白系のボトルに入ったシャンプーとかは見辛いです。まぁ目が慣れればなんとかなりますが。

[退院後の光制限について]

人により症状が違ったりしますが、基本こんな感じです。

退院〜退院後2週間

・できるだけ直射日光は避け、入院中と同じように日焼け止めクリームを塗る
・外出時は手袋・サングラス・帽子・日傘などで光から肌を守る
・500ルクスを目安に、それ以上明るくならないように気をつける
・入浴時は浴室は照明を消して、脱衣所の照明をつけるなど、光が肌に直接あたらないように気をつける
・買い物は日没後、日焼け止めはしっかりぬる

退院後3週間目〜1ヶ月

・長時間直射日光を浴びることは避ける
・照明の真下ですごさない
・歯科や眼科・耳鼻科などライトが当たる処置を受ける場合は相談すること
・デスクワークなら退院後2週間から可能だが、外回りや屋外は避ける
・市販薬やサプリは薬局で光過敏の副作用がないか確認して服用。(クロレラは光過敏副作用があるためしばらく禁止)
・レザフェリンで肝臓に負担がかかっているため、1ヶ月ほどはお酒は控える